仕事ができる人がクビにして欲しいという理不尽

僕は４７歳の夏でセミリタイア・サイドFIREしました。

福祉施設の施設長をしていたので、社会福祉法人の理事長達とも飲み仲間です。そういう役職の人ほど、クビにして欲しいと言って、サボる職員程、サボり続けて働き続けたいという理不尽があります。

自分の仕事、自分が思う仕事ができない

管理職になると自分の仕事がなかなか出来ないです。その時間が作りにくいです。

スタッフに質問されたり、思わぬトラブルがあったりして、それを処理しないと自分の仕事が出来ない事が多いです。もちろん質問されたりトラブル対応するのが管理職に仕事でもありますが・・・。指示通り仕事をしなかったり、サボる人のサポートをするのにとても労力がいるのです・・・。

あと、自分が思うような仕事が出来ません。これは質の話で、自分はもっとクオリティの高い仕事をしたくても、今いるスタッフの出来る仕事の質にせざるを得ない訳です。

自分が思うような良い仕事が出来ず、自分の仕事すら出来ない。もちろん管理職が向いている人は、それを上手くできるんでしょうが僕は向いていないので、管理職を降りてセミリタイアしました。

セミリタイアしたけど、専門職仲間は管理職が多いです。

先日、そんな管理職達と飲んでいたら、「クビにして欲しい」と言っていました。

とても忙しくて大変で、それでも頑張っているけど、中々上手くいかない。部下は成長せず事業もよろしくない。そんな状態が続いていて、無力感があり、段々自分のパフォーマンスも下がってくる。

「うまくいっていなくて、自分のパフォーマンスも下がっていて申し訳ない。いっそのことクビにしてくれたら楽やのに」と言っていました。

けれども、次をする人がいないので辞めれないとの事でした。

むちゃくちゃ頑張っていてそれを何年も続けても状況は変わらず、限界がきてクビにして欲しいと言っていました。

その逆で、仕事をサボって平気な人もいます。周りに迷惑をかけて働いています。そして会社にしがみつく。

辞めて欲しい人ほど会社にしがみついて、頑張っている人、貢献している人が、クビにして欲しいと言っています。それで鬱になる人もいる。これが現実だと思いました。理不尽です。

といった事を綴ってきました。

部下の能力を引き出すのが上司の仕事なので、無能上司なだけという意見もあると思います。

もちろんそういった側面もありますが、基本それが当てはまるのは、指示を守れる部下の場合です。せめて指示を守ろうとしなければ能力を引き出せません。

指示を守ろうとしないから辞めたらいいのですが、そういう人はなぜか辞めません。

自分で辞めれないなら、クビにしたら良いのですが、解雇要件が厳しいのでそれはなかなかできない。

解雇要件が厳しいので転職がしにくく、向いていなくても条件が悪くても今の職場にしがみつく人が多い。そんな状況が今の日本だと僕は思っています。

なので早く解雇要件を緩和して雇用の流動性が高まった方が良いと思います。

そうしないと鬱になる人が減らないと思いますし、日本の生産性は低く国力が低下するばかりで、このまま衰退途上国の道を進んでいくと思います。

ちなみに僕はそんな世界から降りたくて経験を積み仕事のスキルを上げ、資産運用をし、ミニマリズムで生活し、サイドFIREしました。サイドFIREしてとても良かったと思っています。

僕が思ったことを綴った記事を最後まで読んでくれてありがとうございました。