セミリタイアしてなぜ今の職場を続けたがるのか？

僕は２０２２年８月に４７歳で正職員を降りてセミリタイアしました。

もともと施設長をしていた職場で週２日勤務しています。

それは非常にありがたく感謝しています。でも僕にとってはセミリタイアに足る理由がある職場でもあります。うつになるぐらいだったのでとても負の感情があって、だいぶマシにはなりましたが今もそれが残っています。

それでも僕は今の職場で働きたいと思っています。なぜ働きたいのかを整理しておく必要があると思ってこの記事を書きます。

理由①　辞める勇気がない

僕は自分でいうのもなんですが変化が苦手です。施設長をしていたらそれぐらい時間をかけて当然かも知れませんが、今回の退職・セミリタイアするにあたっても１年かけて話を進めました。詳細は前述の退職後週２日働かせてもらう特例に感謝参照。

なので週２日の勤務ではありますが、所属がなくなるという僕には大きな変化であり、自分から辞める勇気はないです。所属がなくなる以外にも金銭的にもここの収入がなかったらやっていけないというのもあります。

理由①で変化が苦手、勇気がない、お金が必要だから働いていると書きました。でもそれだけだと、ただの自己中です。給料ドロボーかも知れません。

でも決してそれだけではありません。僕が役に立つ、貢献できると思っているからです。

外部とのパイプを持っているので、それをうちの施設に役立てる事ができます。さらに正職員も降りて週２日勤務なので、外部の取り組みがさらにできる様になり人脈も広がり、さらにうちの施設に還元できています。

これはうちの施設だけでなく法人全体にも影響を与えるレベルです。一例で言うと、僕が講師で呼ばれた施設や法人と合同研修を実施する事となり、外部との交流・情報交換・スキルアップが進んでいます。

法人内でスーパーバイズもさせてもらっている等々があります。

今後、取り組みたい事もいくつもあります。

人材育成であったり、支援技法の確立であったり、他機関連携との基本的な枠づくりであったりです。前の職場で実際やった事がある内容も含まれてて、具体的なビジョンがあり形になるものばかりと僕は思っています。

でも僕が施設長ではないので、実行しにくくあり構想止まりです。でもタイミングがあえば実行して、少しでも利用者の役に立つようにしたいです。

残念ながら僕には施設長の能力や適性がなくて、さらに正社員も降りましたが、やりたい事は沢山あって、僕にはそのビジョンが見えます。

現施設長を応援したい(単純に引継ぎという側面もあります)は、理由②の僕が役に立つ事柄に含まれる内容ではありますが、大きなものなので理由③としました。

現施設長はとても頑張っており、諦めずに支援と仕組み作り、人材育成に取り組んでいます。メールの返信すらしない人が多い施設の中で、利用者の為に涙ぐましい努力をしています。そして胃カメラを飲むほど疲労困憊しています。免疫が落ちたからだと思いますがヘルペスも出てきました。

そんな頑張っている人の役に立ちたい、応援したいというのが僕の考えです。考えというか「頑張っている人を応援する」が僕の行動基準なんです。

今のメンバーで現施設長がいなければ僕はこの施設で続けていないだろうと、この記事を書いていて思いました。施設長を応援する為に働いています。

といった事を綴ってきました。

可能なら続けたいと思っています。でもしがみつくのは良くないとも思っています。

あと実際なぜ不平不満のある人がほとんどの職場で働きたいのか？わからないという意見をもらった事もあります。なのでなので改めてなぜ働きたいのか？をこの記事で整理しました。

来年度の異動等の希望届にも継続の意思と貢献できそうな事柄は書きましたが、さらに「貢献する事柄がなければ継続勤務するのは良くないと思っています」とも書きました。

後は上司、法人の判断です。

まっ、大きな変化は苦手なんですが、無くなった分新しい事柄が入る経験をしていますし、今の職場を辞める事になっても何とかなるだろうとも思っています。やはりしがみつくのは良くないと思っています。

私事の記事を最後まで読んでもらってありがとうございました。