10年以上資産運用をしていますが、今まで米国株、海外ETFは買った事がありませんでした。
理由は海外のドル建てで買うとかで敷居が高いと感じているのと、外国の税金がかかってしまう2重課税があるからです。
そんな僕が、今回、初めて海外ETFを購入したので、それを記事にしました。
目次
海外ETFとは?(ついでに米国株も)
最近海外ETFって言葉を聞かなくなってきた気がしますが、海外の株式市場で売買されているETFの事です。アメリカ株式市場での売買が一般的です。
国内ETFもあり想像の通り、日本の株式市場で売買できるETFの事です。
以下の記事で少しETFに触れています。
海外ETFを買う方法もありますが、直接外国株、特に米国株を買う方法が数年前から流行っています。米国株は1株から買えるので購入単価が数千円?~数万円?で買え、高配当、連続増配、さらに世界的企業(コカ・コーラ等)の銘柄があるのでとても魅力的です。
でも僕は冒頭に書いた2重課税があるので日本の高配当株にしています。もちろん考え方と好みで、どっちが優れている、ダメとかはありません。
海外ETFのメリット・デメリット
海外ETFのメリット
一言で言えば、信託報酬の安さと、その分散の凄さです。
バンガードなどのETF大手が、世界などに広く分散した上に、極めて信託報酬の安いETFを販売しています。バンガードのVOOと呼ばれるS&P500連動のETFは信託報酬0.03%です。驚きの数字です。スケールメリットがあるからこその安さなんでしょうが、その企業努力には敬意を表します。
バンガード・トータル・ワールド・ストックETFが代表とも言えるETFで、世界分散しながらも、信託報酬が0.09%であり、資産運用はこれ1本で大丈夫とも言わせています。VTと略されています。
日本の株式市場では売買ができませんが、楽天バンガードなどの投資信託で間接的に購入が可能となっています。ただバンガードを買うだけの投資信託でその分、信託報酬、経費が高くはなりますが、それでも海外課税の税金、積み立て購入などを考えたら楽天バンガードは非常に魅力的で僕も積み立てています。
海外ETFのデメリット
- 海外課税
- 買い付け手数料が高い
- 定期買い付けができない
のデメリットがあります。
海外課税
アメリカだと10%の税金が掛かってしまいます。アメリカで10%引かれて、さらに日本で20%強の税金が引かれるので利益の30%弱も税金で引かれてしまいます。確定申告で2重課税分を取り戻せますが条件もあるらしいです。手続きもややこしくて敬遠してしまいます。
買い付け手数料
楽天証券だと0.495%もかかります。約0.5%です。10万円だと495円かかります。
でも楽天証券は2.2ドル以下なら手数料無料、4444.45ドル以上なら22ドルと固定になります。でも約44万円以上を一度に買うのは僕には無理です(笑)
なので昔は手数料負けしない様に、日本の投資信託を積立投資をして100万円などのまとまった金額になってから、海外ETFに乗り換える「リレー投資」なる方法がありました。現在は日本の投資信託の信託報酬が下がったのと、きっと海外ETFの買い付け手数料が安くなったで聞かなくなりました。懐かしいです。
あと、調べてみたら、なんと楽天証券では手数料無料の海外ETFが設定されていました。楽天証券グッジョブです!バンガードなどの3社9種の海外ETFが手数料無料になっています!まさにリレー投資なんてする必要がなくなっています。良い時代になりました。
手数料無料銘柄ならデメリットはないですね
定期買い付けができない
これは国内ETFでも一緒なので海外ETFに限ったことではないですが、投資信託なら定期買い付けができるのにETFはそれができないのが少し残念です。
まあ、でも、投資信託は、楽天証券では、つみたてNISAなら毎日買い付けが出来るので、積み立てにこだわるなら投資信託の方が良いでしょうね。でもETF、株の定期買い付け制度ってないんかな?僕がしらないだけならごめんさない。
日本の税金だけでも20%強かかるので、NISAや損益通算等をを活用しているのに外国の税金が10%かかったらリターンがむっちゃ下がるので選択肢から外れていましたが、今回、初めて購入したのでその記事です。
初めて買った海外ETF TECLとは?
前置きが長くなりましたが、僕が初めて買った記念すべき海外ETF、TECLの説明です。
- 名称 Direxion デイリーテクノロジー株 ブル 3倍 ETF
- 概要 テクノロジー・セレクト・セクターの300%に連動
- 経費 0.95%
- 株価 215.48ドル
テクノロジー株のブル3倍、指標の3倍の値動きをするETFです。レバレッジのかかった銘柄でギャンブル的要素満載ですよね。アフターコロナ、ウイズコロナの世界では、それがなくてもテクノロジー株は騰がると思っての投資です。
8株分、約16万円分をNISA枠で買いました。何年も寝かしておくつもりです。10倍以上を目指しています。過去実績でいったらもっと増えるかもしれません。ちなみにとあるブログの記事をみて購入を決めました。
けど、最近、仮想通貨とかギャンブル的な投資が多くなってますね・・・。でもこういった銘柄も買いながら、コツコツ積み立て投資は継続しています。
ちなみにTECLはすでに10%の利益が出ています。コロナバブルという言葉でもあるぐらいで、そのお陰で買って1週間たたずにこのリターンは有難いです。
最 後 に
今回、初めて海外ETF、米国株を買いました。
楽天証券だと楽天銀行の自動スイープが使えない、約定のタイミングが違うなどの戸惑いがありましたが、意外と簡単に購入できました。そしてこの記事を書くときにわかったんですが楽天証券では海外ETFでも手数料無料のものがありました。海外ETFの敷居が低くなりますね。
でも僕はドルしてから売るのはやってないから分からないし、分配金が出たらドルで出るはずでそれの日本円に仕方など、分からないことはまだまだあります。これから経験を積み勉強していきます。
何事も経験です。投資信託と日本の高配当株・優待株という基本は変わりませんが、今回、TECLを買って良かったです。増えるのが楽しみでもありますしね。10倍以上になったら嬉しいなあ(笑)