僕は2022年8月に47歳、資産1500万円でセミリタイア、サイドFIREしました。
そんな僕が橘玲氏が教えてくれた金融資産、人的資本、社会資本で僕のサイドFIREを考える記事を書きました。自己実現に繋がる人的資本を活用できるサイドFIREが僕には向いているといったのが結論でしたが、ではいつ人的資本を最大化させたら良いのか?を僕の経験を交えて考察しました。
関連記事 セミリタイアしてますが正確に言うとサイドFIREです
関連記事 サイドFIRE バランスよく自己実現できる暮らし方
目次
20代迄は人的資本を最大化させる時期
人的資本が金融資産を産み、社会資本の源泉にもなります。
働いてお金を得て、その人の魅力等で人と人との繋がりが出来てきます。働いていても、人の足を引っ張る役立たずだったり、いい仕事をしても人として最低だったら、基本社会資本にはなりません。
資産運用でお金がお金を産んだり、社会資本、要は人と人との繋がりで仕事を貰えたりもしますが、それはある程度の域に達しないと成果は分かりにくいです。
そして金融資本が無くなった時、社会資本が無くなった時、残るのは人的資本、要は自分自身なので人的資本は何よりも大事だとも言えます。
ユダヤ人の教えで「お金は奪われるが知識は奪われない」という言葉があったはずです。真理です。
なのでまずは20代迄は人的資本の最大化を第一に考えた方が良いと思います。
これは何も仕事の資格等だけではなく、資格以外の働き方の基本もそうですし、仕事以外の遊びの経験等も入っています。ありふれた言葉ですが、若いうちに色々と経験しておいた方が良い訳です。
バックパッカーとかの貧乏旅行なんて若くないとできません。
僕の20代はどうだったか?
ここまで書いた様に僕の20代は人的資本の最大化に取り組みました。
ざっとあげていきます。
- 大学生 barで働きお酒を覚え色んな人とコミュニケーションを取らせてもらった。夏は単車で北海道ツーリング等をしていた
- 22歳 社会人1年目はやりたくない仕事の内定を蹴り就職失敗。小さな広告代理店でやりたい仕事に就く。やりたい事の為、大学院入試に挑戦するも不合格。
- 23歳 社会人2年目でやりたい仕事をする為、転職。転職と言っても下積みのバイト(笑)、収入を補う為にbarでのバイトと掛け持ちを始める
- 24歳 下積のバイトとbarでのバイトを続けて勉強も遊びも楽しく、将来への希望もありある意味一番楽しかった時期
- 25歳 やりたい仕事(福祉職)の為に夜間の1年の専門学校に入学。下積みのバイトは夏には退職。実習を含めて、下積みと学業の両立に集中し、無事に国家資格に合格。
- 26歳 自分が不器用な人間と分かっていた為、国家資格に合格したが下積みのバイトは継続し、就職活動を始めるが、専門職の先輩にバイトに誘われ、そこで来年度は正社員で働いて欲しいとオファーが来る
- 27歳 初めての正社員。初めてのボーナスに感激する
- 28歳 1人暮らしを開始。仕事はしんどい時期だったが、1人で生活する、1人で生きていくという意味で良い経験をする
- 29歳 初めての正社員は専門職仲間の先輩と折り合いが付かず2年弱で退職。退職後、初めて海外旅行を一人旅で3週間する。日本人であることに誇りを持てた。おじいちゃん達の故郷の沖縄の離島にも初めていった。有難いことに専門職仲間から次の職場のオファーもありそれまでの休暇を有効に使えた。
いやぁ、紆余曲折があって、仕事も頑張り遊んでもいましたが、その時々で一生懸命やったし色々と経験させてもらいました。
振り返って、今、サイドFIRE出来ているから言えるのかも知れませんが、しんどいことはむちゃくちゃあったけど、一生懸命やってきたし、後悔はない20代です。
仕事も遊び一人旅もかけがえのない経験です。それが今の僕を作ってくれています。
では金融資産と社会資本をどう考えるか?
20代は人的資本の最大を第一にした方が良く、僕の経験則からそう思うと書き進めているのですが、そこで考えなきゃならないのは、金融資産と社会資本をどう考えるのか?です。
もっと極端に具体的に言えば20代を人的資本に全振りしたならば、いつ金融資産と社会資本を獲得する為にエネルギーを使えば良いのか?と云う疑問が出てくるはずです。あくまで僕の経験則での考えと答えを書かせてもらいます。
金融資産はどうするのか?
金融資産を産みだす人的資本を最大化させれたら、金融資産は後からついてきます。
僕は「お金は後からついてくる」というのが持論です。これは橘玲氏の理論に出会う前から思っていた事で、人的資本があればお金は後からついてきます。そしてさらに「お金も情報も仕事も人脈も全ては人が持ってくる」というのも僕の持論です。人的資本が金融資産も社会資本も人的資本が生み出してくれる訳です。
なのであまり20代の時に資産運用をするのは僕はお勧めしません。そのお金を人的資本を創る為の経験に投じた方が良いでしょう。
けど、少しは貯金をしなあいという親や他の目上の人もいると思うし、貯金等は必要でもあるのも事実です。僕も実際大学を卒業して月1万円を貯金等をしていて、親も安心するし実際僕も安心しました。
なので金融資産を全く蓄えないのは良くないです。ちなみの僕は正社員になってからは、ある程度の貯金・現金も出来たので、月1万円の金積立をしていました。思えばこれが僕の最初の資産運用な気がします。
社会資本をどうするのか?
20代ならば基本的には社会資本があります。学生時代の友人、会社の仕事仲間です。金融資産をケチらなければ、その社会資本を維持できて、さらにその人達を色んな経験をして、自分の人的資本を広げていく事ができます。
仕事を頑張って、仕事仲間も友達達も大事にする、そしてその為には金融資産をきちんと使う。これが出来ていれば社会資本は深く考えなくて良いと思います。仕事も遊びも楽しんで、楽しめる仲間を大事にする極々当たり前のことをしていたら社会資本は維持できて広がってくるはずです。
なので普通に仕事仲間と頑張って、普通に友達を遊ぶのはむちゃくちゃ大事です。
逆にいうなら、偉くなってからの友人とは接点を持てなくなる、下手したら相手にしてもらえないかも知れません。若いうちの仲間だからこそ、接点を持てる人もいるはずです。
でも、そんな打算的な人付き合いでは人的資本的にどうなのか?と思いますし、相手もそれを見抜いて社会資本には繋がらないと思います。
最後に ごくごく普通に若いうちは色々と経験したらいい
- 20代迄は人的資本を最大化させる時期。人的資本が金融資産も社会資本も生み出す源泉だから。
- 実際は僕はbarで働き夜間の専門学校で資格をとり海外一人旅などをしてきて良かったです
- お金は後からついてくるし、友達と仕事仲間を大事して遊んでいたら社会資本も出来る
をいうことを綴ってきました。
サイドFIREの経験談といって書いていますが、結論としてはなんてことはないごくごく普通に言われている「若いうちは色々と経験したらいい」です。
なので普通に色々と経験する人は僕に言われなくても、行動して経験していくでしょう。でも知っていたらより積極的に行動して経験するでしょうし、さらにその経験を自分の財産として残しやすいと思います。
さらに、30代からの金融資産の作り方も知っておくとより20代は経験にエネルギーを使えます。
これは今後の記事になりますが、金融資産を作り出すのは、本格的に資産運用を始めるのは30代になってからでも良いと思います。もちろん無理ない範囲で20代からつみたてNISAをしておくのは良い方法ですが、経験を削ってつみたてNISAをするのは良くないと思います。
繰り返しますが、まずは20代は自分の人的資本を最大化する為に行動しましょう、経験しましょう。
堅苦しいことを言わずに、仕事にも遊びにも一生懸命取り組んで、仕事仲間も友達も彼女も大事にしましょう。それでいいのです。
私事の記事を最後まで読んでもらってありがとうございました。