先日、保険料控除の書類が届いて年末調整や確定申告の時期が近づいてきていると感じました。
もう10月も下旬ですもんね。花鳥風月でなく書類で季節?を実感するのは少し寂しい気もしますが。
以前の記事で、次の確定申告では損益通算のチャレンジしたいと最後の方で少し書きましたが、今回はそんな内容です。
目次
そもそも損益通算ってなに?
資産運用で得た利益には20%強の税金がかかります。ほとんどの人が特定口座(源泉徴収有り)を選んでいて、利益が出たら自動的に税金が引かれています。
そんな中、利益が出た場合もあれば、損益が出た場合もある訳で、損をしている分まで税金を引く必要はない訳で、その帳尻を合わせるのが損益通算です。
- A株 10000円の利益 2000円強の税金が引かれる
- B株 10000円の損益 マイナスなので税金は引かれない
となっています。A株で利益が出て、税金が引かれていますが、B株で10000円の損をしているので、その人で見たら決して利益が出ている訳ではありません。
なので、きちんと通算したらプラスマイナスゼロで儲かっている訳ではなくなるので、払った税金が戻ってくる訳です。
損益通算は証券会社内でしてくれてた
今回、初めて知った事ですが、上記に書いた損益通算は証券会社内でしてくれていました。びっくりです。ただし特定口座とか条件はあります。
楽天証券HP 特定口座での取引についてはすべて損益を通算してもらえますか?
僕は勝手に確定申告しないと損益通算が出来ないと思っていました。
ただし以下の2つの損益通算は確定申告しないとできません
- 証券口座をまたいでの損益通算
- 年をまたいでの損益通算(最高3年)
納得です。その証券口座内のその年の損益通算は自動でしてもらえる訳です。それ以外?それ以上?の損益通算は確定申告の必要があります。
僕は基本、楽天証券だけなので良かったです。
損益通算で得?する方法 税金対策
僕は実際やったことはないのですが、知り合いから損益通算で得?する方法を教えてもらいました。
それは利益が出ている時は、年末にあえてマイナスが出ている株を損切りして、税金を安くするのです。
10万円の利益が出ていた場合、5万円のマイナスが出ている株等をを売却すれば、利益は5万円になります。すると、税金は5万円分しか掛からない訳です。
単純に税金を20%で計算しても、上記の場合1万円の節税になります。
これは大きいですよね!
しかも、マイナスの損益確定をした後、またその株等を買い戻せば良いのです。自分が持っている株等は変わらず税金は安くなるんです。
今回、年末に向けてこのテーマを取り上げたのは、
・確定申告に向けてという意味と、
・利益が出ている方は年内(数日のズレがあるので注意、早めにしましょう)にマイナスが出ている銘柄を売却したら税金を払わなくてすみます
という節税のテクニックを伝えたかったからです。
※NISAでは損益通算が出来ないのでご注意下さい。
ちなみに僕はソフトバンクGを売却して20万円程の利益がでたんですが(本当にありがたい)、他はほぼNISA口座なので売却しても損益通算にはならず、今年はこのテクニックは使えなさそうで、残念です。
最後に、投資は自己責任なので、その点よろしくお願いします。