キャリアはついてまわる

先日、うちの施設を辞めて公務員になったスタッフの話です。

たまたま受けた公務員試験に受かったからと辞めたスタッフ

そのスタッフはほぼ新卒で正職員で3年程勤めたんですが、やっと1人前になってきた頃に、「たまたま受けた公務員試験に受かった」との事で、退職しました。まあ、そういう時期に辞めるのは良くあるパターンではありますが。

ほぼ新卒だったので専門職以前に、社会人としと仕事の仕方から教えないといけないので育成に時間はかかりましたが、それなりに賢い人だったのでそれなりに仕事はこなしてくれていました。

でも福祉専門職としての意識は低かったです。もともと、公務員と結婚したいと言っている様な安定思考で、結局、自分が公務員になれて本人としては良い転職だったと思います。

でも僕としてはショック、悲しかったのは、そして、むなしかったのは、一般職に応募していた事でした。福祉専門職には応募していませんでした。そして一般職で採用になってうちの施設を辞めていく事になりました。

今、思えば例え福祉系大学を出て国家資格を持っていても、福祉の仕事がしたい訳でなく、学歴と資格から就職に有利な職についていたのだと思います。

利用者とのトラブル対応と専門職としての考え方

そういう人なので、利用者とトラブルを起こして予定より数ヶ月早めに退職しました。

その時のそのスタッフの考え方はどこまで本人に寄り添わないといけないのか?トラブルを起こした利用者には念書を書いてもらいトラブルを起こさない約束をしてもらう、それを守れないと利用は禁止すると言うものでした。

確かにうちの施設、そしてそのスタッフは特に問題はない、悪い事はしていないトラブルだったので、そのスタッフの気持ちは分からないではないですが、トラブルったら利用禁止するというのは素人の考えです。

かりにも有資格、しかも士業、を持っているのに、困っている利用者の為、本人の為に仕事をする姿勢が薄い人でした。自分が困る様な人は利用を禁止すると短絡的に考える様では、とても福祉専門職とは言えません。

上司にその報告をしたら、「なんでそんな偉そうやねん!」と言っていました。

もちろんその時の段階では利用禁止などの話ではなく、怒る利用者に施設長である僕も一緒に謝って事が済みました。

そして、辞めたスタッフにはこう説明しました。

こちらは特に悪い事はしていないのに利用者が怒っていたので、次に同じ様な事になれば、この施設にはあなたは向いていないかも知れないと、きちんと話し合わないといけないかも知れない。ただ今回のトラブルで利用禁止というのは判断が早い。人間関係等が苦手でうちの施設を利用しているので、トラブルが起きたから利用禁止にするのだはなく、それでも関わり続けながら、そういった事を一緒に経験しながら、本人が人間関係が上手になる様に相談していく事が大事と伝えました。

けど、その様な対応が納得いかず予定より早く辞めました。引き継ぎはそれなりにうまくいきましたが、一名減で他のスタッフが後任が来るまで頑張ってくれてた事になります。

後日談(キャリアはついてまわる)

さて、後日談です。その辞めたスタッフが公務員で配属になったのは生活保護のケースワーカーでした。いきなり100件を担当する事になったらしいです。

その話を聞いた時に、僕は笑ってしまいました。

恐らく支援が好きではないので専門職ではなく一般職に応募して、本人に寄り添うのが嫌で予定より早く退職したけど、思いっきり本人と関わる生活保護のケースワーカーになっていたのです。

キャリアはついてまわるんだなと思いました。

有資格者であり実務経験もあれば、そりゃ雇用側としては当然の配属です。

例え、本人が嫌がっていても、向いてなくてもです。採用面接で支援は嫌です!本人に寄り添うのが納得いかないです!と言えば生保に配属にはならなかったかも知れませんが、そういえば採用にはならないでしょう。

よっぽど違う業界にいかないとキャリアはついてまわるもんなんだと思いました。ましてや直近の職歴ならなおさらです。

辞めたスタッフは今、うちの職場が恵まれていた事を実感しているらしいです。それはそうでしょう。利用者に関わるのと同じ様にスタッフも守る、助け合う風土のある職場で、その恩恵に一番預かってきたのがその辞めたスタッフなのですから。

転職をして、そのスタッフは苦労するかも知れませんが、僕としては、うちの職場での経験が、辞めたスタッフと、そのスタッフの担当の利用者に少しでも役立てば嬉しくあります。

とても私事の記事を最後まで読んで頂きありがとうございました。

この記事が少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。

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