2022年のお正月。おそらくこれまでの人生で一番、平穏に過ごしています。
とても心が穏やかです。今年はカレンダーの並びが良くなく明日4日火曜から仕事ですが全然、仕事に行くのが嫌な気持ちが全然ないぐらいです。
これは夏に退職・セミリタイアが決まっているのが非常に大きな原因ですが、それだけでなく僕の考え方が変わったからだと思うので記事を書く事にしました。
目次
これまでのお正月
大体、正月休みは、休日出勤していました。
年末に1~2日、年明けに1~2日です。計2日ぐらいは出ていたと思います。
自主出勤で手当てや代休が貰える訳ではありません。まあ、それでもやりたい仕事なのでそれ程、苦痛ではなかったです。コロナ前までは。
コロナになって職責がない事が良く分かりました。福祉職で在宅でする仕事はないのに在宅勤務を希望する職員が多数いました。コロナで利用者支援が減り仕事がない人程、在宅勤務を希望する傾向があります。出勤していても仕事がない人が、見つけれない人が在宅で何をするつもりなんでしょうか?僕には意味が分かりませんでした。
今から振り返っても、さぼりたいだけにしか思えません。
逆にコロナであろうと仕事の出来る人は電話相談等で業務はそれ程減りません。出来る職員は極一部だけでした。
他にも色々とありますが、この一例だけ挙げておきます。
僕はそんな人が多い職場の施設長として、利用者と職員の為にこれまで休日出勤して頑張ってきました。
その理由は新人職員が多くその職員が成長する為に、最初のうちは負担を減らそうとしていたからです。そして職員が成長したら、僕は楽になり、利用者にはさらに良い支援が出来ると信じていたからです。
でもそれは間違っている事がコロナで明るみになりました。
うつになったので、退職・セミリタイアを具体的に実行していますが、根本的には福祉の国家資格者をうちのスタッフを信じて、みんなの為に必要以上に頑張ってきたのが間違いでした。
でも、まあ、新人が多い職場なのに全国でトップクラスの実績を出したり、僕自身は講師を依頼されたりと、満足さもありました。
今年のお正月休みと心の平穏さ
休日出勤はない
休日出勤はせずにずっと休んでいます。
うつとスタッフには伝えているので利用者支援は減り、副施設長と次期施設長には退職を伝えているので施設長業務も減ってきています。うちの他の職員と同じぐらいの業務量にはなりました。
なので、普通に休めます。
実際に休みがあるので単純に、物理的に楽なもんです。
副施設長と次期施設長には感謝です。
今年で終わりの平穏さ
仕事でやり切った感はあると書きました。
僕は、全国トップクラスの実績出す事や、講師依頼されるぐらいになる、福祉専門職としての成長の理念や方法論を伝えてきました。
別にトップや講師が良いとは思っていません。目の前の本人さんに良い支援を実行できる方法論を伝え、自分が実行し見本も見せてきたら、結果がついてきただけの事です。
そんな良い支援の方法論を伝えても、見本を見せても、それを実行しない人たちの施設長が僕だった訳です。実行しない人たちの責任は施設長である僕のせいでもあると思っていました。思い過ぎていました。だからしんどくなりました。
でも、それも今年の夏で終わりと思えばむちゃくちゃ気が楽です。
あと、そこまで良い支援でないにしても、事故が起きた時に指示に従わない人の責任を施設長なので取らないといけないのはとても理不尽でストレスと感じていました。それもなくなります。
終わりが見えているし、伝えた事を実行しないのは、職員の問題です。そう思える様になってきたし、職員の問題であっても施設長なら実際にトラブルが起きたら僕が責任を取らないといけません。
それも、退職・セミリタイアでもう無くなるので、仕事の面では本当にストレスがなくなった年末年始でした。
仕事だけでない僕自身の変化
でも、この仕事だけでない僕の変化が、この驚く程の平穏さにあると思っています。全てが出来る範囲で良いと思えて、年末年始もそう過ごしました。
大掃除もゆるふわで
毎年、そこまで綺麗とは言えませんが、頑張って大掃除をしていました。僕の部屋の畳は綺麗に拭いていました。
でも今年はそこまでしなくて良いと思えました。玄関と階段、廊下と年明けにくる福の神の通り道さえ綺麗だったら良いと思えました。凄く時間が短く済みました。
年賀状もゆるふわで
毎年、年賀状には凝っていて、ネットでですが自分の気に入った絵柄を印刷しています。
今年はプリンターが壊れたせいもあり、自分で印刷せずに印刷されたものを買いました。出す枚数もまずは送ってきた人に返事を出すので良いやと思いました。
出来たら1日に届く方が良いし、自分の納得いったデザインで印刷して安く仕上げた方が良いですが、それは諦めました。
そうするとむちゃくちゃ楽でした。
大晦日に映画とネットカフェ
株主優待の期限が年末までだったから朝一番で映画に行きました。その後、ネットカフェで気になっているマンガを読みました。
大掃除や年賀状にきちんと取り組むならできなった行動です。結果、充実してました。
お風呂
僕は朝風呂派なんですが、毎年、大晦日は今年1年の汚れを落とそうときちんとお風呂に入ります。
でも今年は時間がなかったのでそれをなしにしました。
時間があれば入っていたと思います。この時間があれば入っていたというのが大事と思います。
最 後 に
まとめ
- これまで働き過ぎていて、正月休みに休日出勤するのが当たり前だった
- 退職・セミリタイアをする事になり、休日出勤しなくて済むようになり、とても心穏やかな正月だった
- 4日からの仕事始めが全然嫌でないぐらいの心の平穏さ
- でもそれはセミリタイヤするだけでなく、大掃除や年賀状に頑張り過ぎなくなった自分の変化も穏やかな原因
まとめるとこんな感じですかね。
思うこと
心穏やかな正月を過ごせて本当に幸せです。
退職・セミリタイアを選んで本当に良かったです。まさか退職する前からこんなに効果があるとは思いませんでした。
でも、退職・セミリタイアが決まっているからだけでなく、自分の考え方が変わったからでもあります。
「今までいったい何に駆り立てられていたんだろう?」
と、銃夢というマンガの9巻か10巻、ガリィの夢の中でディスティ・ノヴァが呟いた言葉を思い出しました。
まさにその心境です。
もちろん退職・セミリタイアしても福祉専門職としての取り組みはするつもりです。でも他人の分まで背負いこみ過ぎなくて良いし、その為に労働という枠から外れます。
こんな変化をもたらせてくれた今までの出来事や出会いに感謝です。ゆるふわで取り組んでいきます。