
僕は毎月分配型投資信託が好きです。毎月分配してくれてお金が増えている感じがするし、流動性の高い現金・余力になるので、それでまた投資をするので、楽しいのです。
でもやはり、トータルリターンは良くないと最近、実感してきました。毎月分配でも利益がでる様にそれなりに対策をしてきたのですが、これからは高配当株へシフトしていきます。
目次
毎月分配型投信の問題点と対策
毎月分配型投信の問題点は手数料が高い、タコ足分配、分配金を出す度に20%の税金がかかるなどです。
①手数料はネット証券を使いノーロードの投信しか買わない。
②タコ足分配は流動性の高い現金・余力を得られる自動利益確定装置みたいなものと捉えているのでそれでも構わない。
③分配金にかかる税金はNISAで対策
上記の対策で良いと思い。5年ほど実行してきました。結果、マイナスまでいかないのですが、リーターンはインデックス投資より大きく負けていました。
一番の原因は①の手数料と考えます。購入手数料はネット証券だとノーロードのものが多くありそれで対策できますが、信託報酬は1%以上のものがほとんどです。1.5%ぐらいかな。
ここ数年でインデックスファンドの信託報酬は驚く程、下がりました。0.1%強です。この差が出ているのでしょう。
毎月分配型投信 + NISAは失敗
僕は③の分配金にかかる税金が一番の問題と思っていて、その対策をしていたのですが、実際には普通分配になる事はほとんどなく、特別分配ばかりでせっかくNISA枠で買ったのにその効果を十分に発揮できていませんでした。
要は
①の手数料が高いので基準価格が上がりにくく
②のタコ足分配をするので、お金がお金を産むような増え方はせず、常にタコ足分配になりがちで
③のNISA枠の税金の免除まで辿り着かない
のです。せっかくのNISA枠が有効活用できてませんでした。
そして、高配当株へ
今の日本の株価は割安であり、配当利回りが4%以上のものが出てきてます。5%以上の企業もあります。
さらにアメリカの様に、日本の企業も株主還元に力を入れだしていて、配当金が数年連続増配している企業もあり、三菱商事(8058)に様に累進配当政策を取り入れているのを広言している企業も出てきました。
と、いう訳で毎月分配ではないけど、配当金がもらえるので、高配当株の方が良いと考えました。しかも分配金は減配が良くありますが、配当金は逆に増配があるぐらいで、大きな差です。
NISAも特別分配で意味なくなるよりも、配当金の20%の税金を減らしてくれた方が有効活用できます。もちろん、株が値上がりした場合にもNISAが大活躍です。まあ、でも出来たら優良高配当株は長期保有でいきたいですね。
あと、優良高配当株は高く(三菱商事で28万円)中々、買いにくい方も多いでしょう。僕はボーナスで買えるか買えないかって感じです。
そんな方には、高配当株ETFがあります。一例でいうとNF日経高配当株50(1489)だと3.3万円ぐらいで買えます。毎月分配型投資信託からの乗り換えならETFの方が大きな変化がなく、乗り換えやすいでしょう。
2019年の新規設定ETFなのでまだ分配金は出ていませんがNF株主還元70ETF(2529)は現在979円から買えます。あまりチマチマ買うのは購入手数料がどうなるのか?きちんと考えた方が良いです。
手数料を考えると、楽天証券ではフリーETFになっているIS S&P500米国株(1655)と悩みます。インデックスファンド VS 高配当株って感じですが、僕はこれから毎月得られる分配金で、高配当ETFを買って少しづつ乗り換えをしていく予定です。
僕は楽天経済圏域なので利用しないと思いますが、そうでない方はTポイントが使えて高配当株でも1株から買えるSBIネオモバイル証券もお勧めです。
